ちょっと、そこの新人エンジニアの諸君!
インフラエンジニアが特に使うツールといえば
そう!ターミナルソフトだよね?
では、ターミナルソフトとは?
ターミナルソフトとは、サーバ機器・ネットワーク機器をsshやtelnetなどで遠隔操作するソフトウェアことを言います。
そんなターミナルソフトで、もっともメジャーなものといえば
そう!「Teraterm」でしょう!
君たちのPCにもインストールされているだろう?
そんな、「Teraterm」にはマクロ機能が搭載されているのだが、知っていますか?
たとえば、ログインを自動化したい!そんなときはTeratermマクロを活用してみよう!
初級編
こんな場面で使いたい
☆自作の検証サーバに自動でログインしたい!
- テキストエディタを起動
- 自動ログインコマンドを生成
- テキストを.ttlで保存
- 保存したttlファイルをTTPMACROに紐付ける
ファイルの「プロパティ」より、展開するプログラムを「TTPMACRO」に指定する - TTLファイルをダブルクリック!
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; setting hostname = '接続サーバIP' username = 'ログインユーザ名' password = 'パスワード' ; connection & login msg = hostname strconcat msg ':22 /ssh /2 /auth=password /user=' strconcat msg username strconcat msg ' /passwd=' strconcat msg password connect msg end |
あら、不思議!
自動でTeratarmが立ち上がり、ユーザもパスワードも勝手に入力してくれませんか?
うんうん。君たちの歓喜の声が聞こえてくるよ。
それじゃー!次、いってみよう!
中級編
こんな場面で使いたい
☆踏み台サーバを経由して対象のサーバに自動で多段ログインしたい!
手順は初期編と同じになるので、マクロの中身だけを紹介します。
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; setting hostname = '踏み台サーバIP' username = '踏み台ログインユーザ名' password = '踏み台ログインパスワード ; connection & login msg = hostname strconcat msg ':22 /ssh /2 /auth=password /user=' strconcat msg username strconcat msg ' /passwd=' strconcat msg password connect msg ; Remote login remoteuser = "対象サーバIP" remotehost = "対象サーバログインユーザ名" remotepasswd = "対象サーバログインパスワード" remoteconn = "ssh " strconcat remoteconn remoteuser strconcat remoteconn "@" strconcat remoteconn remotehost wait "$" sendln remoteconn wait "password" sendln remotepasswd end |
踏み台サーバから対象のサーバへ勝手にログインしてくれたでしょ!?
うんうん。感動するよね。
これが自動化なんですよ。
ということで、このマクロを活用して、よりよいエンジニア生活を送っていただきたい!!