皆様こんにちは!
最近は日曜の夜が楽しみでたまらないt-oishiです。
篤姫以来に大河ドラマを見ているのですが、青天を衝けはかなり面白いですね。
オリンピックによる放送休止が明け、いよいよ放送再開しました!
吉沢亮さん演じる渋沢栄一がどうやって近代日本を作っていくのか目が離せません。
見てない方は今からでも見てみてください。面白いですよ。
さて、表題のとおりLPIC Level1に合格しました。
今回はそちらの所感・勉強法をまとめていきます。
こちらに皆さんの合格祈願として絵馬を貼っておきます。
私の得点について
800点満点中500点取れば合格のところLPIC101は550点、LPIC102は640点でした。
101はぎりぎりですが、102は余裕をもって合格することができました。
LPIC Level1の概要
主催団体について
LPICとは、Linux Professional Institute(LPI)が主催するLinuxの資格試験です。
LPICの公式サイトのリンクを以下に貼っておきます。
LPIC101,102の二つの試験を両方とも合格することで、LPIC Level1の資格を取ったとみなされます。
どちらか片方だけでは認定されませんので注意してください。
また、LPIC Level1を取得しないとLevel2を受験できないのでご注意ください。
受験料
受験料は1つの試験当たり16,500円(税込)と非常に高額です。
後ほど紹介するPing-tのサイトでは受験料の割引チケットもたまに販売してるので、個人で受験する方はぜひ利用してください。
通常税込16,500円ですが、1割引きの税込15,400円で受験することができます。
まあ十分高いことに変わりはないんですが。。
合格ライン
試験は全部で60問で、800点満点で500点以上取れば合格となります。
ただ単純に1問〇点で計算されるわけではなく、正解数や難易度などによって200~800点の間の点数に調整されるようです。
そのため単純に〇問正解すれば合格するというわけではありませんが、65%程度が合格ラインと推定されています。
問題数にすると39~40問くらいが合格の目安でしょうか。
注意点
一度不合格になると7日後以降でないと受験できず、さらにそこでも不合格になった場合は30日後以降再受験ができません。
モチベーションが続くうちに一気に取ってしまいましょう。
それでは具体的にどう対策をしていくのがいいか見ていきましょう!
結論(1回目)
最初に結論を言ってしまうと、以下の3つのサイトを使って学習することが合格への近道です。
・Ping-t
・LPIC公式サイト
・このサイト
また、可能であれば実際に検証環境としてLinuxの環境を準備できるとなおよいです。
構築方法は私が過去に書いたブログを参照してください。
・初心者向け!VirtualBox上にCentOS8の仮想マシンを構築する方法
こちらでTenminalを起動することで、コマンド入力を実行できます。
Ping-tについて
徹底的にPing-tをやりこもう!
実に単純明快、これに尽きると言っても過言ではありません。
このブログを書くにあたっていろいろな方の合格体験記を読ませていただきましたが、Ping-tは本当に評判がいいです。
私自身もこの教材がなかったら合格は難しかったと思ってます。
Ping-tのリンクはこちらです。
Ping-t
なお、LPIC101の範囲については無料です!
LPIC102については有料ですが、1か月2,400円で使えます。
1か月以内に受かれば最安で済みますね!
すべての問題を「コンボ」状態(2回連続正解)までもっていき、模擬試験で90%を3回以上連続で取れれば合格できると考えていいでしょう。
Ping-tの問題を解くにあたって注意すべき点
もちろん本番の試験が全く同じ問題文・選択肢で出るわけではありません。
問題を覚えようとするのではなく、以下を目標にして学習しましょう。
・問題文だけ読んで解答とその根拠が思い浮かぶ
・不正解の選択肢のどこが間違っているのかを説明できるようになる」
問題を解くだけではなく、実際に手を動かそう
LPIC101,102ともに記述問題が出題されます。
Ping-tの「コマ問」という実際に手打ちでコマンドやパスなどを入力するコーナーも使って実際に手を動かしていきましょう。
また、コマ問も対策にはいいですが、問題の内容を実際にLinux環境を構築して実際にコマンドを叩くと理解が早くなりますよ。
不合格になって必要以上に受験費用をかけないためにも、1発合格を目指しましょう!
LPIC公式サイトについて
さて、本題はここからです。
合格のための戦略をお伝えしようと思います。
実際問題、Ping-tを完璧にすればまず受かるんですよ。
でもどうせなら効率を重視して勉強していきたいところですよね。
そこで私はPing-tのほかにもう一つの教材をお勧めします。その教材とは!ズバリ!
公式サイトです!!!
実はLPICの公式サイトは優秀な対策サイトです。
対策どころか出す問題の分野や問題数を予告してるレベルといっても過言ではありません。
それでは、具体的に見ていきましょう。
LPIC101について
まずはLPIC101の公式サイトをご覧ください。
LPIC101公式サイト
ご覧いただくとわかると思いますが、各出題分野のところに「総重量」、「主な知識分野」、「以下のリストは、使用されるファイル、用語、およびユーティリティの一部です。」という区分が見えるはずです。
さて、「総重量」に注目します。
実は、各出題分野の総重量の数字をすべて足すと60になります。
賢明な皆様ならお気づきだと思います。そう、LPIC試験の問題数とまったく同じです!
つまり、「総重量」とはその分野から出される問題数と同じと認識してよいと考えられます。
その証拠に、私の正解率と突き合わせてみましょう。改めて私の得点を貼ります。
一方、総重量の合計は以下の通りです。
システムアーキテクチャ:8
Linuxのインストールおよびパッケージ管理:12
GNUコマンドおよびLinuxコマンド:26
デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム、階層基準:14
つまり、私の正解数を推測すると上から順番に5問、6問、22問、10問となり、合計で43問正解したことになります。
この数字は以下のように、私の正解数と同じになり、総重量=問題数説はおそらく立証されたものと思われます!
なお、102についても同様のことが言えます。
LPIC公式サイトの使い方
以上を踏まえて公式サイトの使い方を紹介していきます。
3つの項目
説明、主な知識分野、用語とユーティリティの項目を確認しましょう。
説明は、その分野で受験者にどのようなことが求められるかがざっくりと説明されています。
主な知識分野では、受験にあたって具体的な知識のリストがあります。
特に「用語」の項目は注目
用語の項目では、コマンドやファイルパスなどが具体的に書いてあります。
ここが重要です。
主催者側がわざわざ重要なところとして書いてくれているので、これを見逃すのはもったいないですね。
試験直前にはこの項目を見ただけでどういう意味か、オプションは何かなどがパッと思い浮かぶようになっているといいでしょう。
下手に単語帳やまとめノートを作って覚えるよりも、公式が提供した教材を駆使しましょう!
あるものは使わなきゃ損です。
試験対策について
前提として、この試験は満点を取る必要はありません。
60問中20問近く落としても合格できる試験です。
ということは、あまり試験に出ないところに必要以上に時間を割くことはやめたほうがよいでしょう。
もちろん、試験に合格することだけが目的ではありません。
資格取得は大事ですが、Linuxの知識を身に着けることが重要なので完全に捨てることは推奨しません。
ですが、どの分野の出題率が高いかを抑えることで、学習の比重を分かったうえで効率的に勉強を進められます。
試験に合格するには公式サイトを見て勉強していくのが最も近道ですね!
結論(2回目)
以上より、導き出される結論は以下です。
・Ping-tを徹底的にやりこめば合格できるということ
・さらに公式サイトに出題範囲と出題問題数が(ほぼ)書いてあるので、それを参考にしながら勉強すること
・実際にLinuxを構築して手を動かすとより理解が深まる
メインはPing-tを中心に勉強し、並行して公式サイトも適宜確認しましょう。
どこを重点的に学習すればよいかがよりわかるはずです。
もちろん、公式サイトに載っていないからといってPing-tの範囲を勉強しなくてよいというわけではありません。
公式サイトに載っていない問題も出題されました。
うまくPing-tと公式サイトを使い分けて、合格目指して勉強していきましょう!!!
終わりに
孫子のいう通り、敵を知り己を知れば百戦して殆うからずです。
自分の苦手分野をping-tを使って勉強し、敵(出題範囲)を知ればまず落ちることはないはずです。
勉強のモチベーションが落ちたときは、16,500円や33,000円で何をしたいか考えましょう。
けっこういろんなことができる金額ですよね。
周囲の人に33,000円あったら何をしたいですか?と聞いてみたところ、ソシャゲに課金したい、貯金したい、ベッドのマットレスを新調したいと色々な意見がありました。
Nintendo Switch(定価32,978円)を買ってもお釣りの来る金額です。
ちなみに私は「落ちて2回目の受験料を払うくらいなら競馬で全額スッた方がマシ」と自分に言い聞かせて必死に勉強しました。
そしてLPIC102合格直後の宝塚記念では散りました(笑)
まあそんな大した金額ではやってないのでセーフってことで…。
健全なモチベーションの保ち方だったかというと疑問が残りますが、終わり良ければすべて良しです。
受験料は決して小さい金額ではありません。
モチベーションを上げて一気に乗り切りましょう!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
末筆ながら、皆様の合格をお祈りしております。