今回は Cisco3850 にて FTP の利用における Tips を紹介します。
管理ポートを使ってバージョンアップを行う方法
今回はC3850のIOS更新にあたって自身のパソコンをFTPサーバとして利用する注意点をお話します。
C3850の管理ポートを使って機器のバージョンアップを実行しようと思いました。
しかし、管理ポートは通信用ポートとは違い VRF 名 “Mgmt-vrf” で独立しています。
“Mgmt-vrf” 内に存在するFTPサーバ(自身のパソコンがFTPサーバである)ということを明記する必要があります。
C2960の時のように
copy ftp://anonymous@192.168.xx.xx(FTPサーバのIP)/IOSファイル名.bin flash:
では VRF 名を指定することができません。
そこで、利用できるコマンドがこちらです。
ip ftp source-interface GigabitEthernet 0
そして、
ping vrf Mgmt-vrf ip 192.168.xx.xx
FTPと管理ポート間で通信が可能なことを確認します。
これで自身のパソコンをFTPサーバとして利用し、機器のバージョンアップができるようになります。
おわりに
今回の記事は簡単ですが以上となります。
今後もさまざまな案件の中でネットワークの知識を増やしていきたいです。
またお伝えできることがありましたらこちらに残していきたいと思います。
みなさんのお役に立てたら嬉しいです!