近年、少子高齢化・働き手不足への対応策として「DX(デジタルトランスフォーメーション)」というワードが注目を集めています。DXという言葉は色々なとらえ方をされますが、ざっくり書くならば「デジタルに移行(もしくは自動化)して効率的な仕組みを作ろう」というものです。
しかし、いざ社内のシステムをまるっとDXへ移行しよう!・・・とするにはいろいろとハードルがあるかと思います。
DXの実現にはいろいろなアプローチがありますがそのうちの一つに「RPA」を使う、手法があります。
「ロボティクス・プロセス・オートメーション」の略で、簡単にいえば作業を自動化してしまおう、というものです。
本記事ではRPAでできることをいくつかご紹介したいと思います。
まずは部分的な作業を自動化し、どういうことができるのか、を見てから徐々にDXとして全体に展開していく、という形をお勧めしたい次第です。
「普段のあの作業、RPA化できるのでは」という気づきの一助となれればと思います
注文書などのデータ投入作業
手書きの場合はスキャン・OCRなどと連動し取り込ませる処理が必要になりますが、こちらもRPAによる自動化が可能です。
取り込んだ情報を社内システムに自動で入力させることができます。
ある程度は人の目による確認作業が必要になってしまいますが、こういった作業コストの削減は効果を実感しやすくRPAの導入としてオススメです。
タイムカードのデジタル化
タイムカードの内容をExcel化します。こちらも自動スキャン・OCR(文字取り込)などと組み合わせる必要がありますが、手入力する作業を年単位で考えると結構な生産性向上
情報収集
サイトごとに特定の場所のテキストや画像を収集しまとめることができます。営業さんのサポートツールとして、のRPAですね。
※こういった処理は「データスクレイピング」と呼ばれ、サイトによってはこれを禁止している場合があります。ご注意ください。
ツールを組み合わせた処理
Excelでグラフをつくり、画像化。これに対して画像処理ソフトで特殊な効果をかける、というように
複数のツールを組み合わせた処理もRPAで自動化可能です。
メール自動返信・収集
特定のパターンでかかれた件名(例えば「【勤怠連絡】6/7 有給申請」など)に対して、自動で返信し本文の内容をExcelにまとめておく
webからしか設定できない機器の設定自動投入
こちらはエンジニア向けの内容になりますが、例えば「試験のため、特定の機器に200個のIPアドレスを『web画面から入力するしかない』」という場面でRPAが活躍します。
CSVなどにIPアドレスなどのデータを記入し、それをRPAに読み込ませweb操作を自動化させる、といった対応が可能です。
こういった設定投入系は画面遷移に時間かかってしまったりするのもありかなり苦痛ですよね。
システム間連携
システムA,システムBの情報を連動させる作業を自動化します。
よくあるのはシステムAで特定のデータをCSVをダウンロード&整形してシステムBに読み込ませる、といった作業ですね。
この一連の作業をRPAにて自動化可能です。
最後に
弊社では「SmartRPAサービス」を展開させていただいております。
RPAについてささいなご質問でも構いませんので、ご相談いただけましたら幸いです。