環境
CentOS7
Windows7
Mattermost3.9.0
MySQL5.7
概要
dockerやGitLabの方法もありましたがよく分からなかったので、
CentOS7に単体を直接インストールしてみました。
そこからWindowsで実際に使用するところまで。
使い方はまだあまりいじっていないので、あしからず。
日本語対応なのがすばらしい。
Mattermostとは
チャット型コミュニケーションツールです。
Slackやチャットワークみたいなやつですね。
このふたつはビジネスで使用されている方も多いのではないでしょうか。
MattermostはOSSで、ローカルサーバーに構築可能なので、
クラウド?心配…
なんて人には向いているのではないのでしょうか。
会社でクラウド系は使用不可なんてこともありますよね。
一時期は「VS Slack」なんてサイトに書いていました。
英語のサイトですが、日本語で使用できます。
お客さんと案件ごとに使用なんてこともあると思うので、
日本語は助かりますよね!
MySQLのインストール
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1.ダウンロード wget http://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-9.noarch.rpm 2.yumリポジトリのインストール yum localinstall mysql57-community-release-el7-9.noarch.rpm 3.MySQLのインストール yum install mysql-community-server 4.MySQLサーバの起動 systemctl start mysqld.service 5.MySQL初起動時自動生成のrootパスワード取得 grep 'temporary password' /var/log/mysqld.log 6.取得したパスワードでログイン mysql -u root -p パスワード入力をしてください。 7.パスワードの変更(今は大文字と記号と数字必須みたいです) 「Password42!」部分に任意のパスを入力してください。 mysql> ALTER USER 'root'@'localhost' IDENTIFIED BY 'Password42!'; 8.マシンの起動時にMySQLが自動的に起動するように設定します。 chkconfig mysqld on 9.Mattermostユーザー 'mmuser'を作成 mysql> create user 'mmuser'@'%' identified by 'mmuser-password'; 10.Mattermostデータベースを作成します mysql> create database mattermost; 11.ユーザー 'mmuser'にアクセス権を与えます mysql> grant all privileges on mattermost.* to 'mmuser'@'%'; |
Mattermostサーバーのインストール
※1 最新バージョンの確認
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1.最新バージョンを確認して「3.9.0」の部分を変更してください。 wget https://releases.mattermost.com/3.9.0/mattermost-3.9.0-linux-amd64.tar.gz 2.Mattermost Serverファイルを抽出 tar -xvzf *.gz 3.解凍したファイルをディレクトリに移動 mv mattermost /opt 4.ファイル用のストレージディレクトリを作成 mkdir /opt/mattermost/data 5.サービスを実行するシステムユーザーとグループを設定し、所有権とアクセス許可を設定 3つ全部やります useradd --system --user-group mattermost chown -R mattermost:mattermost /opt/mattermost chmod -R g+w /opt/mattermost 6.ファイルにデータベースドライバを設定 テキストエディタで編集します vi /opt/mattermost/config/config.json "DriverName"がmysqlになっているか確認 "mmuser~"の内容を以下のように変更 mmuser-passwordをパスワード、host-name-or-IPをホストIPに変更 "mmuser:@tcp(:3306)/mattermost?charset=utf8mb4,utf8&readTimeout=30s&writeTimeout=30s" 7.Mattermostサーバーをテスト cd /opt/mattermost/bin Mattermostサーバ起動 sudo -u mattermost ./platform ログが出ることを確認したら終了 CTRL + C 8.Mattermostプロセスの監視を処理するデーモンを使用するため、Mattermostを設定 Mattermost設定ファイルを作成 touch /etc/systemd/system/mattermost.service 作成した空の設定ファイルに下記のものをコピー [Unit] Description=Mattermost After=syslog.target network.target postgresql-9.4.service [Service] Type=simple WorkingDirectory=/opt/mattermost/bin User=mattermost ExecStart=/opt/mattermost/bin/platform PIDFile=/var/spool/mattermost/pid/master.pid LimitNOFILE=49152 [Install] WantedBy=multi-user.target サービスを実行可能にする chmod 664 /etc/systemd/system/mattermost.service システムのサービスをリロード systemctl daemon-reload Mattermostサービスを有効にする chkconfig mattermost on 起動時にMattermostを起動するように設定 systemctl enable mattermost 9.Mattermostサーバーを起動 systemctl start mattermost 10.Mattermostが実行中であることを確認 Mattermostサーバーから返されたHTMLが表示されます curl http://localhost:8065 |
Mattermostサーバーの設定
1.ブラウザでMattermostインスタンスに移動
http://IPアドレス:8065
2.最初のチームとユーザを作成
最初に作成したユーザは管理者権限があるので、
システムコンソール等にアクセスできます。
統計とか見れたりします。
3.システムコンソールを開く
左上のユーザ名をクリックすると、「System Console」があります。
4.サイトURLを設定
「GENERAL」から設定できます。
日本語設定
1.ユーザ名から「Account Settings」
2.左のサイドバーの「Display」
3.下部「Language」横の「Edit」で、「日本語」→「Save」
誰かを招待
アカウントを持っていない人を招待
1.ユーザ名から「チーム招待リンクを入手」
2.URLが表示されるので、それを送信してアカウントを作ってもらう。
アカウントがある人を招待
1.ユーザ名から「メンバーをチームに追加」
2.もしくはURLを送るだけです。
http://IPアドレス/チーム名/
まとめ
この方法はとても簡単でした。
各OS用のソフトがあるので、ブラウザじゃなくてもいい。
iOSとAndroidにもアプリがあるので、本体にVPN設定をしてあれば、
外出先からスマホでも利用ができます。
Slackと違って日本語なのが本当便利です。
しかし日本語に関してはSlackも対応すると発表があったので、どうなんでしょうね。
クラウドでないところが利点ですが。